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個人事業主と法人との違いは?それぞれのメリット・デメリットを解説

2021年3月19日

個人事業主と法人との違いは?それぞれのメリット・デメリットを解説

こんな方におすすめ

  • 独立開業したいけど、個人事業でやるのか法人にするのか悩む
  • 個人と法人、どんな違いがあるの?

私は個人事業主として運送業やネット関連の事業を行っており、将来的には法人化も視野に入れております。

個人事業と法人(株式会社等)では何が違うのでしょうか。

ゆう

なんとなく個人と会社で違うってことは分かるけど…

ここでは個人事業主と法人との違いから、それぞれのメリット・デメリットまでを解説していきます。

これを読めば、あなたが個人でやるべきか法人化するべきなのかが分かりますよ。

個人事業主と法人との違い

まず、個人事業主と法人とで一番大きな違いは「個人か会社か」です。
当たり前のことですが、ここはすごく重要な違いです。

例えばあなたが仕事を依頼する際に、知らない人に頼むか知らない会社に頼むかだと、大半の方が会社に依頼しますよね。

会社の方が社会的信用度が高いからです。そういった意味では営業面では法人の方が有利だと言えますね。
社会的信用度が高い分、法人の方が銀行などからの融資を受けやすいというメリットもあります。

しかし法人と個人事業主で同じ額の利益を得た場合、法人であれば利益は会社のものですが、個人事業主だと利益は個人で自由に使うことができます。

代表

わたしは自由な個人事業主がいいです

また、個人事業主と法人とでは課される税金の種類が違ってきます。
個人事業主は「所得税」、法人には「法人税」がかけられるのです。

ここから細かく違いを解説していきます。

個人事業主と法人の開業手続き

開業のしやすさでは断然個人事業主の方が簡単です。
税務署へ開業届を提出するだけで個人事業主になれるからです。

その開業届も、最近ではパソコンやスマホからでも作成可能になりました。

代表

わたしも開業freeeで開業届作りました

逆に、法人(株式会社)であれば「会社法」により定められた登記手続きが必要になり、設立費用も約30万円程が必要です。

このように、簡単に開業できるという面では個人事業主に分があります

会社設立 freee」を使えば、面倒な会社設立書類も簡単に作成できます。

個人事業主と法人の事業上での責任範囲

続いて個人事業主と法人の事業上での責任範囲について解説します。

上でも述べたように、個人事業での利益は個人で好きなように使えます。
しかし、逆に負債に関しても全て個人で負うことになるのです。
それは、例え廃業したとしても個人の負債として残ります。

法人の場合は、利益も損失も法人のものです。法人での負債が個人にまで及ぶことはありません。

ゆう

一概にどちらの方が良いとは言えないのね

個人事業主と法人の事業内容

事業の内容としてはどちらも開業時に申告した事業を行いますが、個人事業主の方が柔軟に対応できます。
個人事業であれば事業内容の追加や変更も自由におこなえるからです。

私も初めは運送業のみでしたが、今では複数箇所からの事業収入があります。

これが、法人の場合だと事業の内容は「定款」の範囲内に限られてしまいます。

定款とは、会社設立時に「会社の目的や運営など」について定めた規則のことです。
後からでも変更は可能ではありますが、面倒な手続きが必要となってしまいます。

このように、状況が変わってしまった時にも素早く柔軟に対応できるのは個人事業主の方ですね。

個人事業主と法人の税金

個人事業主と法人とでは、納める税金の種類と税率が違ってきます。

個人事業主の税率は超過累進課税方式といい、課税所得が高いほど細かく税率も上がっていき、最高では55%もの税率が課されます。

対する法人は比例税率方式となり、課税所得により3段階の税率、最高で約34%となります。

つまり、課税所得額によって個人事業主と法人で税金負担の差が出るのです。

気になる税金負担の分岐点ですが、目安としては利益が700万円を境に個人事業主と法人で変わってきます。
700万円以下では個人事業主の方が税金負担が少なく、700万円を超えてくると法人の方が少なくなるのです

なので、見込みの利益額が700万円というのが個人事業主にするのか法人にするのかを決める一つの基準になるのです。

ゆう

迷ったら個人事業主から始めてみて、利益が増えれば法人化しても良いよね

個人事業主の法人に対してのメリット・デメリット

ここでは法人に対して個人事業主の方が勝っている点(メリット)と劣っている点(デメリット)を述べていきます。

個人事業主になるのか法人化するべきかの選択材料にしてください。

個人事業主のメリット

  • 簡単に開業できる
  • 事業の利益を自由に使える
  • 事業内容が自由に決められる
  • 利益の少ないうちは税金負担も少ない
  • 会計処理(経理)が簡単
  • 自分の裁量で仕事ができる

個人事業主のデメリット

  • 負債も全て個人が負う
  • 利益が増えると税金負担が厳しくなる
  • 社会的信用度が低い

まとめ 個人事業主から始めるのがベスト

いかがでしたでしょうか。

個人事業主も法人も、どちらも一長一短ありますよね。

初めから大きな利益が見込めるのであれば法人、それ以外なら個人事業主から始めることをおすすめします。
個人事業主の方が柔軟に事業内容の見直しもできますし、軌道に乗ってからの法人化も可能ですからね。

個人事業主の開業届なら今すぐスマホからでも作成できますよ。

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