こんな方におすすめ
- 軽貨物運送で独立を考えている
- 仕事をするうえで何が必要になるのか知りたい
私は現在、個人事業主として軽貨物運送業を営んでおります。
軽貨物運送業とは、例えばフランチャイズだと赤帽が有名ですが、その名の通り軽トラなどの軽貨物車両を使っての事業のことです。
私の場合はまったくの畑違いの職種から軽貨物運送業を始めたので、最初はすごく苦労しました。
そういった事情もあって、これから軽貨物運送業を始めたいと思っている方へ、少しでもお役に立てればと思い、この記事を執筆することにしました。
荷物の搬送以外にもいろんな仕事があります
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軽貨物運送業の主な仕事内容
軽貨物運送業といっても仕事の内容は多岐にわたりますが、ここでは代表的な仕事の内容とそれに必要な道具を併せて紹介します。
主な仕事の内容
- 急ぎの荷物の搬送
- 大手運送会社のフォロー
- 大型トラックからの荷降ろし補助
- 引越し
急ぎの荷物の搬送
まずは、運送業として一番一般的な荷物の搬送です。
といっても、軽貨物車両なので大型トラック程の大量の荷物は積めません。
基本的には急ぎの荷物の直通(チャーター便)での搬送がメインになります。
「〇時までに〇〇まで届けてください」という感じですね。
直通での荷物の搬送の場合、一般的には距離制運賃を適用します。
参考までに赤帽の東京での料金表を載せておきますね。
荷物の搬送に必要な道具
荷物の搬送に必要な道具としては、まずはやっぱりカーナビです。
日本全国どこに行くか分かりません。
例えば「夜に九州で荷物を引き取って、翌日の午前10時までに関西へ」という仕事を受けました。
私はカーナビがないと行けません。
もしも道に迷って間に合わなければ大事になってしまいますからね
最近ではGoogleマップなどのスマホナビも精度が上がっておりますが、まだまだ専用のカーナビには敵いませんね。
出来ればカーナビを付けるのをおすすめします。
ちなみに私はパナソニックのゴリラを使用してます。
大手運送会社のフォロー
○○運輸さんなどの大手運送会社のフォローに入ることもあります。
主に個人宅や企業への配送業務ですね。
運賃としては1件〇円、又は場合により時給制を適用するケースもあります。
配送業務に必要な道具
配送業務に関してもカーナビは必須でしょう。
もう一つ絶対に必要な道具が台車です。
配達する場所によっては車を離れた場所に停めざるをえない場合があります。
離れた場所から抱えて行くとなると、余計な体力を消耗しちゃいますよね。
私がおすすめするのはTRUSCOカルティオの折畳台車です。
軽くて丈夫で均等荷重200Kgまで対応してるので使いやすいですよ。
その他に必要な道具として、細かい点を挙げると
- ボールペン
- 作業用手袋
- 伝票を束ねるクリップ
- バインダー
となります。
最低限、上記の物は準備しておきましょう。
大型トラックからの荷降ろし補助
重たい物や大量の荷物を積んでる大型トラックからの荷降ろし補助です。
基本的に大型トラックのドライバーさんは1人で来られるので、1人では持てない荷物などを協力して降ろします。
降ろすのに数時間かかることもあれば、10分程度で終わることもあります。
料金は基本的にかかった時間で請求しますが、予め決めておく場合もありますね。
荷降ろし作業に必要な道具
工事現場での荷降ろしもありますので、作業用手袋の他に、併せてヘルメットも準備しておきましょう。
軽貨物運送業での引越し
作業内容はハードですが、一番稼げるのが引越しです。
引越しを請け負うのであれば、できれば軽トラに背の高い幌を取り付けた車両がベストですね。
バンだと背の高い荷物が積めなかったり、容量も小さいのでせっかく引越しの依頼を受けても断らざるをえない場合もあるからです。
請負うのは単身での引越しがメインですが、同業者を呼んでファミリーの引越しを対応することも可能です。
1台では載せられない量の荷物や、1人では運べない家具なども、仲間がいればなんとかなりますよね。
加盟金や月の会費は必要になりますが、赤帽などの組合に加盟しておいた方が、仲間も見つかりますし仕事の紹介ももらえます。
引越しの料金に関しては主に以下の基準で決まります。
- 引越し先までの距離
- 作業にかかる時間
- 搬入経路(階段など)
複数の車両で対応する場合は「上記で算出した料金×台数」となります。
こちらも参考までに赤帽での引越し料金の目安を添付しておきます。
引越し作業に必要な道具
引越し作業を請け負うには、上記で紹介した以外にもたくさんの道具が必要になります。
- 傷防止のための毛布
- ドライバーなどの工具
- 大物運搬用の平台車
- キルティングパッド
- 輸送用ふとん袋
- ベッドマットカバー
毛布は運搬の際に荷物が傷つかないように使用します。
他にも運搬時の転倒防止用にも使用するので、毛布はたくさん必要になります。
工具類もベッドの分解や洗濯機などのアース線を外す際などに必要なので準備しておきましょう。
大物運搬用の平台車
平台車は冷蔵庫や大型家具などの運搬に使用します。
キャスターがしっかりしている物を選ばないとすぐに壊れてしまいますので、注意してください。
おすすめは私も使用しているトラスコの平台車です。
軽くて丈夫で音も静かなので使いやすいですよ。
キルティングパッド
キルティングパッドは冷蔵庫や洗濯機、家具などの養生に必要です。
養生した後でベルトを巻いて持ち手を作る場合もあります。
輸送用ふとん袋
ふとんは直接荷台に乗せると汚してしまうので、輸送用ふとん袋を使用します。
汚れた手でふとんを触らないように、できれば収納はお客さんにお願いしたいですね。
ベッドマットカバー
ベッドのマットレスに使用します。
ふとんと同じくマットレスも直接荷台に積むのはNGです。
軽貨物運送業まとめ
ここまでに紹介した仕事以外にも、いろんな仕事があります。
ある意味「何でも屋」みたいですね。
仕事の内容により必要な道具も様々なので、必要に応じて揃えるようにしましょう。